17,知床斜里〜網走(08:55〜10:00)

↑網走
DE10-1660
オハ510-1
オハテフ510-2
オハテフ510-1
オハテフ500-5
オクハテ510-1
知床斜里

さて、市街地を散策した後は一旦部屋に戻り支度をして、知床斜里駅へと向かいます。

駅舎は最近リニューアルされたようで、平屋建ての独特の雰囲気を感じさせてくれるものでした。

ホームより釧路方を向いて撮影。雪の積もったホームに、雪に埋もれた線路、そして客車が吐く煙が、いかにも北国らしい光景ですね。

網走方の線路は、踏切を挟んで、少しだけ登り勾配になっています。

そして、向かいのホームへと移動して、停車中のノロッコ号編成を撮影です。側面のロゴを撮影。秋口に釧路湿原ノロッコに乗車した際のものと同じような気もしますが・・・。

普通列車のダイヤに時間修正を加えて運転するような形になっているので、編成には一部自由席があるのが北海道のノロッコ号の特徴です。こちらはサボを絡めての撮影です。

車内には暖房用のストーブが設置されていました。今となっては珍しいものですが、嘗ての寒冷地では、これが標準仕様だったそうですね。

横には燃料用の石炭が沢山積まれていました。
そして、海側の自分の指定席へと向かいます。一般客は少なかったようですが、車内の大半は大口の団体旅行客が予約をしているようで、年配の方々が数多く乗車されていました。
やがて列車は定刻通りに知床斜里駅を発車。海岸線に沿って、ゆっくりと網走駅を目指します。

出発後すぐに、海へと注ぐ小さな川を渡ります。比較的気温も暖かいこともあってか、結氷などはまだ見られないようです。

やがて海を近くに眺めながらの運転となります。この日は残念ながら、流氷は地平線の向こう側まで後退してしまったようですね。

雪原の向こう側にはオホーツクの青い海が静かに広がっていました。これはこれでよい景色なのですが、流氷を眺めに来ていただけに、ちょっと残念です。

オホーツク海も近づいたり遠のいたりしながら、幾度か川を渡り、網走の町並みを目指します。
出発後30分ほどで、列車は昨日も訪れた北浜駅に到着です。ここでは暫く停車時間があるので、一旦ホームに下りてみることにしました。

北浜駅の駅名票を撮影。明るい時間帯にこの標識を撮影したのは、今回が初めてかもしれません。

知床斜里方面を眺めて1枚。寒々としたオホーツクの光景が広がっていました。

その後はホームから駅前広場に出ます。多くの乗客が、この駅より再びバスに乗車して、それぞれの観光地へ向かうようですね。釧路湿原ノロッコの時と同様、やはりこの手の列車は大口のツアー観光客輸送がメインの役割を果たしているようです。

駅の古びた看板も健在です。こちらもどこからともなく、多くの人が札などを貼り付けていますね。

その後は定番の展望台へと向かい、ホームで停車中のノロッコ号編成を撮影。静かなオホーツクの海に、白い雪が不思議な雰囲気をかもし出しています。

続いて網走方を向いて1枚。有効長の問題もあり、機関車は頭出しの位置で停車中でした。

そして、静かに広がるオホーツクの海を眺めてひと時を過ごします。9月にここを訪れたときのことを、少しばかり思い出しました。

観光客で賑わっていた駅前も、しばらくするとバスが乗客を乗せて発車してしまい、再び静けさを取り戻します。小さな木造の駅舎を、再度スナップしてみることにしました。

発車時刻が近づいてきたので、そろそろ車内に戻ります。やがてDE10の汽笛の音と共に、列車はゆっくりと網走に向けて出発します。
駅の展望台が丁度よい位置に見えてきたのでスナップ。

流氷を期待してやってきたのですが、やはりこのエリアでも流氷は見られず、静かなオホーツクの海が広がっていました。

網走の市街地が近づいてくると、湾内に少しずつ氷が張っているのを見ることが出来ました。こちらは流氷ではなく、湾内の海水が結氷したものなんだとか。
そして、知床斜里の町を出発してから1時間ほどで、列車は終点の網走駅に到着します。

向かいのホームより、停車中のDE10のヘッドマークを撮影。他の停車駅ではホーム有効長の都合もあり、頭出し状態での停車だったので、この駅のみでの撮影となりました。

ホームに停車中のノロッコ号編成と、静かに佇むキハ40の普通列車との並びを撮影。
この後は市内を観光する予定があったので、そろそろ改札を出ることにします。