砕氷船・・・?に乗船

さて、その後はバスに揺られて、網走港へと移動。砕氷船オーロラ号に乗車します。

そして、船の発着場にて、チケットを購入し、乗り場へ。この日は流氷が少ないらしく、若干割引価格での乗船となりました。

船の出港までの時間を利用しつつ、船内を撮影。観光船ともあり殆どの座席が船外を眺める方向に設置されていました。
この日は大口の中国人観光客が多かったようで、団体客用と、一般客用の2つの船が同時に運航する形となっていました。

そして、最初はガラガラだった船も徐々に乗客が増えた状態で出港。港湾部から能取半島を眺めつつ、ゆっくりと動き出します。

ちなみに、団体客用の船として運航中のおーろら2号は、こんな感じの船でした。一見空いているようですが、後方の甲板には観光客がどっさりと乗っているのが分かります。

この日は流氷はない、とのことでしたが、少し沖合に出ると、所々の海面に氷が浮いているのを見ることが出来ます。こちらは流されてきたものではなく、湾内の海水が表層で結氷したものなのだとか。

湾外に出ると、少しずつ氷が増えてきました。氷上には、このエリアに住む、オジロワシの姿も見えます。

近くで眺めると、中々優雅な姿をしていますね。氷は少なかったですが、この姿を眺めることが出来て、中々幸運でした。

湾外に出ると、海に浮かぶ氷の向こう側に、知床の山が聳えているのを見ることが出来ました。首都圏より、はるばる遠くまでやってきたな、と感慨に浸らせてくれる光景です。

後方を振り返ると、能取半島が先端まで伸びているのを眺めることが出来ました。

はるか遠くまで伸びる知床の山並みは、本当に美しいな、と感じさせてくれる光景でした。

少し趣向を変えて、足元に拡がる氷の連なりを撮影してみました。

こうして眺めてみると、少しは流氷らしい雰囲気になったでしょうか?

船の航跡に沿って、氷が分かれて拡がっている様子を見ることが出来ます。

数は少ないですが、この寒気の中を、うみねこが船の後を追って追いかけてきました。

その滑空の姿をアップで。こうしてみると結構凛々しく見えますね。

再び船が港へと戻る雰囲気を見せ始めたので、知床の山々に別れを惜しむべく、海を背景に撮影。

氷の多い湾内へ戻ってきました。

のびやかに拡がる青空と、その下で静かにたたずむオホーツク海、そして遠方の知床連山を撮影します。
わずか1時間ほどの乗船で、これぞ流氷、という感じの流氷はなかったのが残念でしたが、良い天気に恵まれ、中々感動的なひと時を過ごすことが出来ました。