02,東京→仙台(06:56→08:37)

E325-9(15号車)


東京駅に到着すると、既に乗車する予定のはやて、こまち1号は入線していました。てっきり八戸行きのはやてが先頭かと思っていたのですが、東北新幹線が盛岡止まりだった頃の名残でしょうか、こまちが先頭でした。仙台までの乗車だったので、どちらに乗っても良かったのですが、多分こまちに乗る回数のほうが今後も少ないだろう、と考えてこまちのほうの指定券を取っておきました。

こまち車内の座席の写真です。東京発車の時点では座席は2割ぐらいしか埋まっていなかったのですが、上野で若干人が増え、4割ぐらいの乗車率に、さらに大宮に到着した時点で随分と人が増え、始発の朝早い時間とは言え、窓際の席が大方埋まってしまうぐらいになりました。やはり埼玉近郊からの乗車、或いは池袋、新宿方面からの埼京線経由での乗車が多いのでしょうか、新横浜のアクセサビリティーが大宮に比べて若干劣ってしまうために、東京、品川で殆どの乗客が乗ってしまう東海道新幹線との風土の差を随分感じました。

大宮までは速度の規定もあり、せいぜい110km/hでの走行が限界のようですが、大宮を過ぎると一気に加速をして、時速275km/hの新幹線らしい走りっぷりを発揮してくれます。ありがたいことに、大宮の次は仙台までノン・ストップ。途中駅での乗客の移動もなく快適な移動が楽しめるわけです。やはり速達タイプ、というのはいいですね、としみじみ実感します。欲を出していえば、自由席車両も設けて欲しかったな・・・という感じもしますが、かつてののぞみも全席指定だったことを考えれば、妥当な判断なのかもしれませんね。

車窓の風景は宇都宮までは東京近郊のベクトルを持っていますが、そこを過ぎるとその地域独特のベクトルを持つようになる感じがします。郡山、福島辺りを過ぎると、車窓にも山間部や田園の風景が増え、大分東北の中に分け入ってきたな、という印象を受けるようになってきます。そして、そこからもう暫くいくと一旦車窓は開け、仙台の市街地が顔を表します。1時間半とちょっとの乗車でしたが、あっという間でした。