02,大宮→直江津(00:01→04:13)

↑長岡
クハ489-1(自由)
モハ489-6(自由)
モハ488-6(自由)
モハ489-19(ラウンジ/自由)
モハ488-204(自由)
サロ489-23(グリーン)
モハ489-4(指定)
モハ488-4(指定)
クハ489-501(指定/レディース)
↓上野・金沢

さて、少しずつ涼しさが寒さへと変わりつつあるホームで、列車の到着を待ちます。

待っている間にホームの列車案内を撮影。金曜の夜ともあってか、この時間帯になっても家路を目指す人は数多く、宇都宮線高崎線両線へと帰宅する人でホームは賑わっています。その中でこの夜行列車だけが独特の空気を感じさせるかのように、ホームの電光掲示板に佇んでいました。
そして日付の変わる頃に列車は到着。489系のボンネット車が、「能登」のヘッドマークを掲げてゆっくりとホームへと入線してきました。
車内は土日に北陸方面へと観光や山登りに行くような雰囲気の人や、一方で定期券でも乗車できるとあって、深夜の「ホームライナー」のような雰囲気で利用している人も数多く見られ、自由席は座席のおよそ半分程度が埋まっている様子でした。先程の後輩と、2日間の予定をやや声を落としつつ話しながら、ゆっくりとボンネット車両に揺られます。
30分ほどで熊谷に到着。下車する人も多い中で、ここでも若干数の乗客がありました。その後も高崎まで、そこそこのスピードで列車は走っていきます。少し眠くなってきたな、と感じているうちに、気がつくと高崎駅に到着。ここでは先程の「ムーンライトえちご」を追い抜く形になります。

深夜の高崎駅で、この時間帯限定で、夜行列車同士が束の間並びます。ホームの電光掲示板を撮影してみました。

ホームに停車中の「ムーンライトえちご」の行先表示幕を撮影。磐越西線方面を目指す後輩は、ここでこの列車に乗り換えるのだとか。

同じく、「能登」の表示幕も撮影。こちらは上野寄りのレディースカーのものです。

ホームの前寄りまで歩いて行って、489系の佇む姿を撮影。今や数少なくなった国鉄型は多くの人々にとっても懐かしかったり、珍しかったりするのでしょうか。この時期はまだ廃止が発表されていなかったのですが、同業者と思しき人々以外にも、この列車の姿を写真にとどめようとする人々の姿が見られました。
能登の停車時間はさほど長くないので、この辺りで後輩と別れ、車内に戻ります。一応指定席は押さえてありましたが、通勤客も殆どいなくなってしまい、自由席車もかなり空いてたので、そのまま自由席に乗車することに。
この後はすっかり夜行列車らしくなった車内で4席をボックスにしてくつろぎながら、上越線へと入ります。出発後に減光の放送があり、車内は少し暗くなりました。
静けさを取り戻した車内で一人ぼんやりしながら、上り坂の続く上越線を走る列車に揺られているうちに、平日の疲れも溜まっていたこともあり、いつの間にか眠りに就きました。
長岡では方向転換のため暫く停車。その間に目が覚めたのでボックスの反対側に移動し、再び眠りに落ちます。そして気が付くと直江津駅に既に停車していたので、慌てて荷物をまとめて下車。今となっては貴重な、比較的空いている能登の自由席を満喫することが出来ました。