10,南小谷→穂高(13:21→15:15)

↑松本
EF64-39
スハフ42-2234
オハ47-2246
オハニ36-11
南小谷
そして折り返しも同じ列車にて松本を目指します。指定席の発券の際、両方向とも同じ席だったので、行きと同じ車両での乗車となります。

EF64と旧型客車との連結部を撮影。いずれも車齢は相当なものですが、良く整備がされており、あまり古さを感じさせない点が魅力的です。

ホームから機関車の顔をアップで撮影。もともとは旧型客車と同じ色のEF64-1001を入れる計画もあったようですが、国鉄色とこの旧型客車の組み合わせも中々良いですね。

南小谷側のオハニにはこのように赤い板が設置されていました。どこか回送らしい雰囲気がしてしまいますが、これはこれで旧型客車らしい雰囲気があり、中々いい感じです。
そして、列車は13:21に、定刻通り南小谷駅を発車。先程眺めてきた光景と同じ景色の中を走りますが、今度は行きとは座席の向きが逆になる分、また違った車窓の雰囲気を楽しめます。

車窓からは、時折早くも雪を被った白馬岳を始め北アルプスの山並みを眺めることができます。
沿線では曇天ながらも多くの撮影者が来ているな、と思いながら車内でのんびりと過ごしているうちに、列車は白馬駅に到着。

停車時間が比較的長かったので、使用している土日きっぷに途中下車印を押してもらいつつ駅舎の写真を1枚。高校の時に一度訪れたことがあるのですが、駅前の雰囲気は大体同じだったように思います。

ホームに停車中の同編成を撮影。この駅には中線がないので、割合近くから編成の写真を撮影することができました。ホームで撮影している人も、概ね行きの列車と同じだった感じがします。
さて、その後は信濃大町までは沿線に青木湖などの湖が広がる区間です。行きと同じく湖とは反対側の座席だったので、今回は車両のドア付近で外の風景を眺めてみることにしました。

曇り空の為、あまり映えませんが、山々は早くも紅葉に染まり始めているのが分かります。

そして青木湖の湖畔のすぐ傍を走る区間から、湖の水面を撮影してみました。この日は風も比較的弱く、穏やかに広がる水面の広がりが印象的です。

ふと見やると、水面には一艘の小舟が、静かに佇んでいました。風景に対していいアクセントになったので1枚。
そして列車は暫く走った後、信濃大町駅に到着。ここでもやはり停車時間が多めに設定されていたので、今回は趣向を変えて車内の写真を撮影してみることにしました。

オハニ以外の車内の様子はこちら。満席とはいえやや空席の目立つ今回の列車でしたが、流石に空っぽのボックスはなかったので、あまり人の荷物が写らないようにして車内全体を撮影。

そして最後尾のオハニの車内はこちら。他の車両は電球の色が蛍光灯カラーなのに対して、こちらは白熱灯風の色合いとなっています。

そして、空いていた車内のニス塗りのボックス席を撮影。この独特の色合いがいいですね。
噂によるとこの日の列車のオハニは、前日の朝7時ごろに大量に空席が出たのだとか。私はその日の朝5:30頃に購入していたので、なんとも惜しいタイミングだったな、としみじみ。

そして、改札を出て駅舎を撮影。土地がもともと広いのか、こちらも駅舎は殆ど平屋建ての様子。雪害対策の為か、屋根が赤色の扁平な作りになっているのが印象的です。

改札内の電光掲示板には、きちんとこの列車名、「セピア色の大糸線」が表示されていました。大半の駅ではスペースの都合もあってか、「快速」で済まされていたので、これは嬉しい配慮、ともいえるでしょうか。背景にEF64-39のパンタを絡めて撮影。

そして、ホームに戻り、定番の編成写真を撮影。カメラ片手にホームを歩いている人も多かったですが、停車時間が多めに設定されていたので、ゆったりと撮影することができました。

後方からも1枚撮影。オハニの扉位置が他の車両と違うのも印象的です。この駅には中線もあり、いかにも嘗ての国鉄時代らしい雰囲気のある写真を撮影することができました。
発車時刻が近付いてきたのでそろそろ車内に戻り、発車をまちます。
その後もゆっくりと田園風景の中を30分ほど走り、穂高駅に到着。

穂高駅のホームはこのように少々カーブした形になっているので、後方からのこのようなカーブの構図で編成を撮影することができます。今までは直線構図ばかりの撮影だったので、この構図はまた新鮮ですね。

カーブのカントで微妙に傾く機関車を撮影。この雰囲気もまた新鮮でいいですね。
さて、列車はこの駅で後続のあずさを退避します。折角なので、編成写真を撮影すべく再びその列車に乗車して先回りすることに。