05 鳴子温泉→新庄(13:01→14:04)

↑新庄
キハ111-221(WC)
キハ112-221
鳴子温泉

駅に着くと、既に次に乗る列車は入線したので、車内に荷物を置いて撮影します。

長距離輸送のほか通勤輸送時の収容性も考慮されて、ボックスシート部は2+1型の配置になっています。ちなみに2両の車輛の間でモケットの色が薄い紫とオレンジ、という風に違っていました。あと、何故か車内では柚子胡椒の香りがしました。私の好きな薬味なので、構わないのですが・・・。

向かいのホームまで回って撮影。4両なのは、後ろ2両は切り離しで別の普通運用に着く予定だからのようです。よく見ると、背後から前照灯が見えて・・・

2列車が並びました。この列車は小牛田発の鳴子温泉止まりなので、新庄まで乗る乗り換え客が多いのかな、と少し心配しましたが、乗ってきた乗客も少なくしかもその殆どがそのまま降りてしまったので、車内はガラガラでした。確か発車時でも各車両に2人ずつしか乗っておらず、しかもそのうちの2人が隣駅の中山平温泉で降りてしまい、その後暫くは後部車両は私一人で貸し切り状態でした。

貸し切り状態だったので車輛の末端部に腰掛けて、過ぎ去ってゆく風景を何枚か撮影しました。新緑の木々の中、ただレールが伸びてゆく、そんな光景だけでもきちんとした絵になるところも、多くの人たちが鉄道に憧れるひとつの理由なのかもしれません。

途中駅の最上で交換した車両です。「奥の細道」と書かれたイラストがいかにも陸羽線らしいですね。ところで、最上から先新庄までおよそ30分ほどの行程上陸羽東線には交換駅がありません。この為この線区では列車間隔は最低でもおよそ1時間ほど空けなければならず、臨時列車のスジを引くために定期列車を何本か運休させた、という話もあるそうです。他にもさまざまな工夫をしているようですが、それはのちほど紹介します。
最上を過ぎたあたりから流石に貸し切り状態は解消されたので、それでもがらがらの車内のボックスシートでくつろぎつつ、新庄を目指します。最終的には1車両5人ほどの乗車になったでしょうか。南新庄あたりから奥羽本線と並走し、終点の新庄に到着しました。