06 新庄→酒田(14:14→15:19)

↑酒田
キハ111-221(WC)
キハ112-221
↓新庄

車番を見てお分かりの方もいるかもしれませんが、先程の陸羽東線の車両と一緒です。接続が10分しかないので、席が取れるかな・・・と心配していたのですが「酒田方面へ御乗車の方はそのままでお待ちください」の放送を聞いてラッキーでした。おそらく両線での運用時刻がたまたま重なったというのもあるでしょうし、先ほど述べた最上ー新庄間に交換設備がないことを逆手にとった上手い運用だな、と感じました。
という訳で荷物を座席に置いて、しばしの駅撮りを敢行。

山形新幹線用の400系、後継車のE3系2000番台による完全置き換えが発表されており、この姿ももうそろそろ見納めとなるのかもしれません。

新庄以北の普通列車運用に就く701系。同じ車両でも秋田地区のこのカラーリングを見ると随分北の方に来たのだなぁ、という実感がわきます。そういえば、土日きっぷでは北限が湯沢でしたので、ここからならこのカラーリングの車両に乗車することも出来るのですね。

こちらは同じ701系でも、標準軌線用の5500番台。一部改造車こそあれ、701系は基本がオール・ロングシートなので、長距離旅行客には不便だな・・・という印象は拭いきれません。標準軌に関連した話ですが、新庄駅では奥羽本線標準軌区間狭軌区間の間で車止めと通路を挟まれて分断されてしまっています。一つの線なのに、ミニ新幹線が設置されたが為に直通することが出来ない、というのはもちろん新幹線が便利であるのは言うまでもないのですが、青春18きっぷを使う在来線ユーザーにとっては少しさみしい気もします。

もともと時間もあまりなかったのでこの辺りで車内に戻ります。乗客は決して多くはなかったのですが、それでもひとつのボックスに1,2人は座っているくらいでした。客層は新庄発車後すぐに降りてしまった人々と、終点酒田まで乗りとおすと思しき人たちで二分され、大体が半々の比率でした。途中では最上川の脇を走る区間も少々ありましたが、基本的には一面の田圃の中を走っていく感じでした。確かに、この辺りは今の日本のコメ生産の主要な地位をになっていた気がします。余目で羽越本線と合流し、架線のもとを暫く走ったのちに、終点の酒田駅に到着しました。