08 新潟→大宮(19:19→20:54)

E155-3(6号車)

明日は長岡から会津只見新緑号に乗車する予定なので、一旦家に帰ってから翌朝の新幹線で来ても間に合うのですが、せっかく土日きっぷを買い、あけぼのゴロンとの指定券も取っていたので、新潟→大宮→酒田→新潟と、列車をホテル代わりに利用してしまおうということにしました。まずはその第一陣として、E1系のMAXときに乗車することにしました。


新潟では時間がそれほどあるわけでもなく、また時間的にも丁度良かったので駅ビル内で適当な店を探して夕食を食べました。その後発車時間も迫ってきたのでホームに上ると既に乗車列車は入線していました。ホームを延々と歩いての撮影です。これとは別に、車両側面にあるMAXのステッカーを撮影していて、初めてMAXが「Multi Amenity Express」の略語であることを知りました。てっきり輸送定員をMAXにしたからの名称とばかり思っていたのですが・・・。


こちらは車内の内装です。自由席車両は乗車定員を増やすため、2階車はすべて3+3の6列シートとなっており、初めて見るとやはり相当の苦心の上で製造された車輛だな、という印象を受けました。また2階席、1階席そして車輛末端部の座席とでシートの色がそれぞれ異なっていたのが印象的でした。
この列車は一応指定席を取っておいたので、編成後方まで車内を移動して歩いて行ったのですが、自由席車、指定席車ともに窓側の3.4割が埋まるぐらいの乗車率でした。暫くすると、車内販売の人が歩いて行ったのですが、編成の都合上階段が多くキャリーが使えないため、全荷物を肩に背負っての販売でした。慣れればそうでもないのかもしれませんが、やはり大変そうでした。
この列車は停車駅が燕三条、長岡、越後湯沢、高崎、大宮、上野だったのですが燕三条や長岡では自由席車両への乗車、降車がともに多くみられ(割引運賃の影響もあるのかもしれません。)、新潟県内での輸送が意外に大きいのだな、と実感させられました。確かに、長岡―新潟間だと在来線普通列車で80分、特急や快速くびきのでも60分位はかかるのに対し、新幹線だとその半分の25分で到着してしまうのですから、新幹線に乗る人が多いのにも頷けます。また、越後湯沢からは、金沢、富山方面からのはくたかからの乗り換え客の姿が多く見られました。それでも車内は窓側が大方埋まるぐらいの乗車だったので、確かに上越新幹線のこれ以上(現在は新潟直通列車が1時間に1本程度のみ)の増発は見込めず、逆にこのような停車パターンの列車を走らせるのが一番合理的であるように思えました。
その後は新幹線用の大清水トンネルを抜け、国境越え、とはいっても30分ほどで高崎に到着、ここでは殆ど乗客の流動はなく、そのまま大宮へ到着しました。新宿方面の移動の人が多いのか、やはり結構な人が下車していました。