藤沢にて

仕事が12時頃には終わったので、下りの3号には間に合わないものの、上りの4号を狙うには十分な時間があったので、東海道線上り列車の駅撮りの有名撮影地の藤沢で撮影することにしました。比較的安全に、しかも被る確率がほぼ0、という好条件の撮影地なのでおそらく相当な人出だろうと思い、湘南新宿ラインから東海道線に乗り継ぎ、通過予定の75分ほど前に駅に到着。案の定7.8人がカメラを構えていましたが、人の後ろに回れば撮影できそうだったので、適当に場所を見つけて練習がてらにそれまでに通過する列車を含めて撮影してみることにしました。

今年は東海道線全通120周年ということで特製のヘッドマーク付きの、E217系湘南色編成。E217系自体東海道線には1編成だけしかいないので、随分珍しい編成を撮影することができました。

東海道線東日本エリアの顔とも言える、251系スーパービュー踊り子。伊豆方面向きの展望席は全てグリーン車ですが、こちら側の展望席は指定席料金で乗車できます。余談ですが、子供の頃のえほんでよく紹介されていたこともあり、私はもっぱらこの251系と言えば旧塗装を想像ばかりしていたものなのですが、2002年以降のリニューアル工事で、その当時とは随分印象が変わってしまった感じがします。大体車内の内装は10〜20年位すると大体陳腐化してしまうので、そういった更新工事は歓迎なのですが。

国鉄末期に製造された211系。今でも東海道線京口のトップ2として働いてくれていますが、だんだん末端区間への転属が囁かれつつあります。この地区での15連運用が見られるのも、そう長くはないのかもしれません。

かわってやってきたのが、この線区の主役のE231系。この車両以来、急に私鉄まで含めた首都圏の鉄道の画一化が進んでいったように感じます。私はそれ程までに思い入れは強くはないのですが、私鉄車両を愛好する方々にとっては結構寂しいことなのかも知れません。

そして、漸くやってきた、本命のレトロ横濱4号。この頃にはホームには総勢30人位はいたでしょうか。場所を早めに取っていたので、人の頭に被られる心配はなかったのですが、三脚を持っておらず手持ち撮影ということもあったのですが、何よりも機関車EF64の前パンの為に若干構図を変えなくてはならないのに気づかず、手前の写真は全てパン切れ。という訳でまたもや手前で撮影した写真をトリミングすることに。実際UPLOADしたり印刷したりする上では画素数の上では問題ないのですが、やはりちょっと残念な気分になってしまうのは事実です。という訳で、両方とも撮影自体には成功したのですが、ちょっとばかり惜しい気持ちは残ってしまう結果になりました。

この編成はこの駅で停車するので、Pトップの機関車と絡めて旧型客車の雰囲気を縦アングルで撮影してみました。こういう雰囲気や背景重視の写真、というのもそのうちやってみたいなとは思うのですが、やはり技術と相当の練習が必要なので今のところはもっぱらその「基礎」としての編成撮りを中心にやっていきたいな、と思っています。