27,田川後藤寺→小倉(17:12→18:16)

↑小倉
キハ140-2041(WC)
キハ147-1058
田川後藤寺
さて、田川後藤寺では今回の旅行で最後となる列車に4分で乗り換えです。今まであまり注目したことはなかったのですが、この筑豊地域も列車の接続はよくとられていて、1時間に1本の運行間隔ながら、後藤寺線日田彦山線との間では上手く乗り換えが出来るようになっています。

ホームで今回乗車した列車を撮影。エンジン出力アップの為に改造された車両ではありますが、外観や内装はキハ40そのもの。ワンマン運転の為に若干デッドスペースが大きいのが多少気にはなりますが、やはり全国各地でまだ元気に運用につくこの車両に乗車するとどんな場所でも旅行気分になることができます。

向かいのホームには平成筑豊鉄道の車輛が停車中でした。別会社とはいえもとはJRの路線であったことからか、この列車も後藤寺線日田彦山線との接続をとっているようです。折角なのでキハ140,147との並びを撮影してみました。
そして定刻通りに列車は田川後藤寺駅を出発。小倉にも博多にも随分と距離がある為か、乗客は1両目に7,8人と2両目は3人と僅かです。空いていたので2両目のボックスを一つ取り、しばしの列車旅を楽しむことにしました。今まで1時間ほど風景の中心となっていた筑豊盆地を離れ、列車は小倉方面へと抜ける為に再び峠越えの勾配を上り始めます。車窓にも山が迫ってきて、そうした谷間の間の水田に囲まれた中をのんびりと走る九州色の列車は中々いい絵になるだろうな、とか考えながら寛ぎます。途中には採銅所といった駅があり、かつて鉱業が盛んであった時代をしのばせてくれます。そして40分ほどで峠越えの区間を越え、列車は次第に小倉の通勤圏内へと入っていきます。乗客も若干の乗り降りを通じつつ次第に増えて行き、車両辺りで10人程度ずつにまでになりました。そして城野駅に到着。ここでは10分ほど停車し、まずソニックの退避をした後で、日豊本線からの普通列車を先行させ、その後にこちらが発車する、という形態をとる為、多くの人が先を急ぐためかここで日豊本線普通列車に乗り換えていました。小倉では暫く時間があったので、折角なので最後まで気動車の乗車を楽しもうということにし、残った僅かな人たちとともにこの列車で小倉へ向かうことにしました。

駅のホームにて乗ってきたキハ140を撮影。白地に群青色の帯というオーソドックスなカラーリングですが、JR九州と言えばこのカラーと言えるぐらい九州という地域全体に根付いたカラーリングであるように思います。

その後ホームの端に行き通過するソニックを撮影。線形もよく、またこの地域の速達列車としての役割を果たすためにかなりの速度で通過して行きました。
この後で先行の普通列車を見送った後で、ようやくこの列車も発車です。ここからは日豊本線の電化区間となるので、気動車で乗車できるのはある意味また珍しい経験かもしれません。小倉の市街地を10分弱走り、列車は終点の小倉駅に到着です。