06,新島々→松本(12:05→12:34)

↑松本
3002(ワンマン)
3001
↓新島々
さて、ここからは行きと同様に松本電鉄で松本まで下っていきます。

新島々駅とそれと隣り合うバスターミナル。鉄道路線は1本だけですが、上高地だけでなく、乗鞍、白骨温泉や、高山まで向かうバスも多く発着していることもあってか、バスターミナルの脇に小さく鉄道の駅舎が併設されている、という感じです。
列車の発車までは20分ほどあったのでバスターミナルの中を眺めたりとしばらく時間をつぶします。ここで記念に硬券乗車券が発売していたので購入したり、各地へと向かうバスの時刻表を眺めたりしていました。そして10分ほどすると松本からの列車が到着。中に乗っていた乗客の集札が全て終了すると、ようやく松本行きの乗客の改札が始まる、という今ではすっかり珍しくなってしまった改札方式です。
車内は先ほどのバスと同様、登山客が中心でしたが日中ということもありここから松本まで出かけていると思しき人々も何人か乗車していました。そして定刻通りの12:05、列車は松本へ向けて発車します。
来た時は快速列車でしたが、今度はもちろんのこと普通列車。各駅にコトコト止まりながらゆっくりと松本を目指します。途中駅からの乗降もそこそこ多く、発車時には半分弱の乗車率だった座席が、いつの間にか殆どいっぱいになっていました。松本大学前駅で若干の下車があった他はほとんどが松本までの乗車客。北アルプスを歩いていた時は涼しく、風が強い時には寒さを憶えるほどだったのですが、ここまで来るともう気温は30度近く。すっかり山を下ってきてしまったのだな、ということをしみじみと実感します。明るい空の下、青々とした水田が沿線には広がっており、如何にも人里らしい雰囲気で、随分と見ていて落ち着きました。そして、30分ほどで終点の松本に到着。立ち客もちらほら出始める位の混雑でした。