滝川駅へ

さて、新十津川駅からは滝川駅までは、時刻表上では距離がある様に見えますが、意外と近くにあり、石狩川を挟んで互いに4km程度の距離にあります。という訳で、折角なので1時間ほどかけて滝川駅まで歩いてみることに。

新十津川駅のホームに停車するキハ40を撮影。簡単な駅舎と屋根のないホームが1線だけの、いかにも終着駅らしい雰囲気の駅でした。

線路の行きつく先は、終着駅らしく車止め。嘗てはこの先にも線路が伸びて、留萌本線石狩沼田駅まで路線があったのですが、(札沼線という名もそこから来ているようです)現在は路線はここまで。車止めの向こうにもアパートが建築されています。

新十津川の駅名表を撮影。鉄道目当ての人を除けば観光客自体も少ないためか、アルファベット表記の番号は石狩当別より先の駅には付けられていません。札沼線は終着駅まで、「学園都市線」の愛称が与えられているようです。

ホームに停車中の列車を撮影。折り返し列車はこのまま札幌まで直通する様です。乗車している時はそうでも無かったのですが、新十津川に到着した前後から雨が降り始めました。

さて、ホームから駅舎の方向を向いて撮影。先程同じ列車で来た人の多くは、そのまま札幌方面へ折り返すようで、滝川方面へ向かう人は殆どいないようでした。自転車でツーリングに来ている人の姿も見られます。

で、同じ駅舎を駅の外から撮影するとこの姿に。屋根の色と言い、外観と言い、反対側から眺めたのとは随分違った雰囲気の駅ですね。
このまま新十津川駅で列車の発車を見送っても良かったのですが、折角なら走行写真も撮影しておこう、ということにして少し早めに駅を離れます。5分ほど歩いて、適当な踏切までやってきました。

で、撮影したのがこの写真。雨がそこそこ激しかったのでカメラを片手で持ってでの撮影となったので、何処か微妙な出来です。それ以前に足元の下草が微妙に邪魔で、しかも背景が病院って…。まあ札沼線の列車を記録として撮影したかっただけので、写真としては良かったのですが。

折角なのでケツ打ちも撮影しておきました。先程の列車と大体同じ乗客を乗せて、エンジン音を響かせながら、列車は札幌方面へと走り去って行きました。
さて、札沼線とはこれでお別れ。滝川駅に向けて歩き始めることにします。
滝川までの道は地図を見れば分るとおり、さほど分りづらくは無いのですが、途中で石狩川を渡ったり、滝川駅の改札口が川を背にした側にしか設置されていないこともあり、地図上での直線距離よりも若干長くなっています。

先程キハ40を撮影した場所から歩いて10分ほど。石狩川の堤防までやってきました。道路が真っすぐに伸びているので、かなり遠くのものも見える関係で、見た目以上に大分距離がありました。

橋の上は道幅の広い道路が真っすぐ伸びています。雨水などの排水の都合からか、橋全体に若干の勾配が付いているように見えました。

橋の中央付近まで移動して石狩川の流れを撮影。雨が降っていたのでかなりどんよりとした写真になりましたが、晴れればさぞかし雄大な光景だったのでしょうね。護岸工事も殆ど行われていない川岸が印象的です。

上流方向を向いて撮影。やはり本州の川にはあまり見られない雄大さとスケールの大きさを感じます。雨が降っていたのでじっとしているのが大変だったので、そのまま川を渡ることに。歩行者は殆どいませんでしたが、石狩川雄大な景観を楽しむことが出来ました。
橋を10分ほどかけて渡ると、滝川市の市街地の中に入っていきます。若干時間がなくなってきたのでやや急ぎ足で歩いていると、付近にはバス停が。よく見ると滝川駅方面へのバスが3分後位に到着する様子だったので、そのままバスにて滝川駅まで移動することに。
バスのナンバーは札幌200 か 1258 でした。経路図を見るとどうやら新十津川役場発のバスだったようで、結局はバスのルートだった道を延々と30分近くかけて歩いてきたことになった訳でした。とは言え石狩川の流れをじっくりと見られたので、まあ良かったということにします。
滝川駅への到着は10:25頃、になりました。