桂川を散策

さて、この後は午後から用事があるという友人と別れ、今度は桂川に沿って暫く散策してみることにします。

この川で有名な橋と言えば、この渡月橋でしょうか。多くの車が行き交っていることを除けば、景観の為に電線も地下に埋設されているようで、まるで嘗ての古都を訪れているような感覚になります。

京の都を貫く桂川も、この付近より上流は保津峡を貫く険しい流れが続きます。大昔からの時間の流れをそのまま映すかのように、静かに川は流れていました。

この付近で下流方面での用水路に水を分ける為の小さな堰がありました。段差を駆け下りるように流れる水の姿が何処か綺麗だったので1枚。

少し下流側から渡月橋を1枚。嵐山の山並みを背景に眺めると、また違った印象を感じます。
この後は渓谷に沿って連なる遊歩道を見かけたので、暫しそこに沿って散策してみることに。

木々の緑の合間から静かに流れる桂川の川面を1枚。水底も少しばかり映っており、先程までの町の賑わいはいつの間にか遠くに消えて行ったかのように静かな場所でした。

この付近では貸しボートも営業しており、行楽客の様な人々が何人かボートを漕いでいる姿を眺めることが出来ました。周囲の風景にも良く溶け込んでいたので1枚。
しばし桂川の静かな雰囲気を楽しんだ後は、今度は付近にあった山道を登り、保津峡を眺めることが出来る展望台までやってきました。

そこから俯瞰する形でトロッコ列車を撮影。線路脇におそらく記念植樹の様な形で植えられた木々がいつの間にか大きく育ったようで、列車のその木々の裏側に隠れてしまいました。

この場所からは保津峡をこのように俯瞰することが出来ます。丁度屋形船が一艘、川を上っていくところで、その航跡が描き出す波紋が静かな川面に反射して、独特の模様を作り出しています。
静かな保津峡の空気を楽しんだ後は、折角なのでもう一つ程お寺巡りをしたくなり、付近を暫し歩いてみることに。