常寂光寺を散策


暫く歩いた後で見かけたのは、常寂光寺というお寺。入口で拝観料を払い、中に入ります。暫く歩くと見かけたこの門は仁王門の様です。まだ若葉の様な色合いを保つ紅葉のなかで、門の朱塗りの建物がいいアクセントを放っています。

お寺の境内は小さな日本庭園風の雰囲気になっていました。丁度彼岸花の見頃で、苔むした地面を背景に1輪静かに佇むその姿が綺麗だったので、思わず1枚撮影してみました。

境内でも目立つのが、この多重塔。屋根は2層になっていて、興福寺法隆寺五重塔に迫力は及びませんが、小さな庭園の中には、丁度よいサイズのように思います。紅葉のシーズンにはこの周囲の紅葉が一斉に紅葉して、真っ赤な背景の中にこの塔が浮かび上がるそうです。

木々の葉の間からは、このように瓦屋根の京都の下町の広がりを眺めることが出来ます。背景の山々の向こうには、比叡山が聳える姿も、少々霞みながらも見ることが出来ました。

境内には所々に早くも色づき始めた紅葉を見ることが出来ました。この紅い色は紅葉ならではの色合いですね。

まだ青い部分も多いですが、色づき始めた紅葉を、先程の塔を背景に撮影してみました。

苔むした地面を背景に、彼岸花が咲いていました。このコントラストが綺麗だったので撮影。

お寺の参道はこのように続いていました。古くから守られてきた庭園らしく、地面をびっしりと覆う苔、そしてその中で静かに佇む石段が、またこの風景に独特の風情を与えてくれているように思います。多種多様な木々が茂っている様子も、また一興。

閉園時刻も近付いてきたので、そろそろこの常寂光寺を出発することに。入口の山門を最後に撮影して帰りました。ちなみに時間ぎりぎりまで残っていたので、門は既に閉められていました。