15,姨捨→長野(19:59→20:29)

↑長野
クハ115-1211(WC)
モハ114-1064
クモハ115-1068
↓松本

さて、姨捨駅では短い時間ではありますが、暫し日本三大車窓に数えられる夜景を楽しむことに。

駅のホームからの風景は、やはり息を呑むほどに素晴らしいものでした。眼下には黒々とした信濃川の流れ、遥か向こうには長野や上田の市街地の灯りが広がっているのを眺めることが出来ます。

先程眺めた市街地付近の灯りをアップして撮影してみました。街の建物の灯りというよりは、周辺の道路灯のオレンジの灯りが多いのが印象的です。

レンズを広角側に最大限引っ張って撮影してみると、手前の農家の建物が良い雰囲気を出してくれました。こうしてみると、市街地とそうでない場所との明るさの違いが随分際立って見えます。手前に架線が写り込んでいますが、これはこれでスイッチバックの駅らしい雰囲気を醸し出してくれました。

趣向を変えて、今度はホームからスイッチバックの行き止まり方向を向いて撮影。昔ながらの石造りのホームに、古びた雰囲気の跨線橋と駅舎が、夜の静けさの中で佇んでいます。

列車の時間も迫ってきていたので、最後に駅名票を撮影して、到着を待つことにしました。
その後定刻に列車はホームへと入線してきました。車両は先程と同じ115系で、乗車率も同じぐらいとなっていました。
発車後は一旦スイッチバックの引き込み線へとゆっくりとバックで進入し、その後再び長野方向を目指して走り出します。慣れるとさほどのことのないのでしょうが、やはりこの感覚は随分新鮮に感じられます。
その後は山肌を軽快にかけ下りながら、長野盆地を目指します。これから先程の夜景の光の中へと降りて行くのだな、と思いながら列車に揺られます。篠ノ井から若干の乗客があり、その後は盆地の中の平坦な線路を走り、30分ほどで長野駅に到着しました。