09,信濃大町→南小谷(11:10→12:01)

07.に同じ

さて、信濃大町駅では先程のあずさを見送った後、列車の発車まで9分ほど時間があったので、ホームで客車列車を撮影することにします。

去りゆく特急あずさと、旧型客車との並びを撮影。こうした臨時列車の運転時ならではの光景です。

その後、ホームに停車している編成を撮影。後方からセピア色の客車たちを撮影。機関車を先頭にした際とは、また違った雰囲気を感じることができます。

ホームの南小谷方に移動して、機関車を先頭にして撮影。ヘッドマークは、嘗ての寝台特急などと比べても随分大型であるように感じます。

ホームの中ほどに移動して再度撮影。パンタグラフが高いこともあり、間に1線挟んだ位置からの撮影の方が、編成全体をよく眺めることができるように思います。
発車時刻も近付いてきたので、再び車内へと戻ります。
そして、列車は11:10に定刻に信濃大町駅を出発。

地方都市の郊外らしく家々が散在していた先程までの区間と比べても、沿線には随分と畑が増えてきたように感じます。周囲の山々も次第に迫り、紅葉に色づく姿を眺めることもできました。
その後白馬付近では雪に染まりつつある北アルプスの山々を間近に見ることができ、木崎湖、青木湖などの湖を眺めることも出来ましたが、取っておいた座席が丁度反対側の座席だったので、車窓を眺めるに留まりました。この日の行程全体ではこのことが唯一の後悔の種となりました。

その後列車は日本海側と太平洋側との分水嶺を越え、糸魚川で海にそそぐ姫川に沿って走るようになります。川沿いには所々に小さなダムを眺めることもできました。

平野部も次第に狭くなり、線路のすぐそばまで姫川と、その流れが作る渓谷が車窓に迫ってきました。
そして列車は次第に速度を落とし、終点の南小谷駅に到着しました。松本からおよそ100km近く、2時間の間ゆっくりと大糸線を走る旧型客車の雰囲気を楽しむことができました。