02,仙台〜石巻(05:28〜06:49)

石巻
クハ205-3102 (2way Seat)
モハ205-3102 (Long)
モハ204-3102 (Long)
クハ204-3102 (Long)
↓仙台

さて、仙台駅からは仙石線の下りの始発列車にて石巻を目指します。思っていたよりも早く駅に着いたので、しばし駅前を散策しつつ地下の仙石線ホームを目指すことにします。

この日は冷え込みも激しく、首都圏よりも一回り気温が低いな、と実感しながら駅前の歩道橋を渡ります。5月に土日きっぷで訪れた際には人通りの多かったこの通りも、12月のこの時間帯となれば時折到着する高速バスの乗客が行き交うのみ。うっすらと積もった雪が、冬の東北に来たのだな、という気持ちを実感させてくれます。

人気の少ない歩道橋を、静かに白い街灯が見守っています。雪が音を吸収して、この時期ならではの独特の静けさが歩道橋を支配していました。

そして青春18きっぷに日付印を押してもらい、構内へ。歩道橋を歩いていると、どうも機関車らしい雰囲気の音がしたので、ホームに降りてみると、寝台特急北斗星号が若干遅れて丁度発車するところでした。乗降客は殆ど見かけませんでしたが、数こそ少ないかもしれませんが、北海道内〜仙台、福島などの需要にもこうした寝台列車が対応しているのは印象的です。
その後長いエスカレーターを下り地下の仙石線ホームへ。丁度あおば通り方面への始発列車が出発したところで、多くの乗客が階段を上ってくるのを見かけました。
朝帰りの人もいるのかな、と思いつつホームで待っていましたが、そうした雰囲気の人も少なく、10分ほど待ったところで石巻行きの普通列車が到着。混雑はまぁ想定していた範囲で、ロングシートに1人ずつ、そして2Way Seatの窓側席の半分程度が埋まるぐらいの乗車率でした。

車内が空いていた際に先頭車両の2Way Seatを撮影。今回は転換クロスシートロングシートが混在したこのような座席配置になっていました。考えてみれば、JR東日本普通列車の中で転換クロスシートの車両はこの仙石線205系だけかも知れませんね。地元の近鉄電車でも見慣れた運転方式なので、どこか懐かしさを感じました。
乗客は仙台近郊までで下車してしまう人も多く、市街地の続く多賀城本塩釜付近までで半分ほどの乗客が下車。その付近で乗車してきた人も含め、その後石巻方面まで乗り通す人も結構多くみられました。松島海岸を過ぎたあたりから少しずつ辺りが明るくなり始めます。陸前小野を過ぎたあたりからは、石巻方面へ向かう通勤客や学生などの姿が目立ち始め、1時間と少々で終点の石巻駅に到着です。

石巻駅にて車両の写真を撮影。いかにも中間車を先頭車化改造した顔の編成で、アニメキャラクターのラッピングが施されていました。仙台方面への乗客も多いようで、既に座席の半分程度が埋まる乗車率になっていました。