01,上野〜(23:33〜)

車番は翌日の記事に記載します。


さて、昨年末ごろに廃止が発表された寝台特急北陸と急行能登。廃止前までにもう一度は乗車しておきたいな、と思いながら、中々機会もないままここまで来てしまったので、疲れてはいましたが意を決して、夜の上野駅までやってきました。路線別の行先表示版も、嘗ての東北へのターミナル、上野駅ならではの光景ですね。

能登の発着する16番線ホームには、入線の光景を見守ろうと、既に多くのギャラリーが、カメラを構えて到着を待っていました。

そして、13番線ホームにて寝台特急「北陸」が静かに発車を待っていました。今までひっそりと走り続けていたこの夜行列車たちも、廃止報道が入ってから急に多くのギャラリーで賑わうようになりました。

北陸の14系客車に設置されているシャワールームのロゴを撮影。短距離での運転ながらも、ビジネス客の需要も結構多いようですね。

お決まりの「表示幕&号車札」の構図でも1枚。ブルーの客車に、白い幕が映えますね。

そして、先頭車両付近まで移動して、機関車の顔を撮影。静かに発車を待つEF64の顔つきにも、どこか緊張感が漂います。
やがて発車時刻が近付き、おそらく満員と思われるぐらいの乗客を乗せ、寝台特急北陸はゆっくりと金沢を目指して走って行きました。
その後は、急行能登の発着する16番ホームへ。

ホームに向かうと、列車はすぐに入線してきました。急行列車として活躍する489系も、間合い運用として夕方18:00頃より、ホームライナー鴻巣・古河と2つの列車の運用を担当し、23時ごろの上野駅にやってきます。

ホームライナー」の看板を作業員の方が外した後、ヘッドマークに「能登」の姿が浮かび上がります。485系など多くの系列では、正面に小さな四角形の幕があるのみですが、489系ならではの大型の五角形のヘッドマークは、特に印象的です。

その後は、差し込まれたサボなどを撮影しながら、編成を眺めつつ後ろの方へ。こちらの自由席も半分以上の座席が埋まっていました。

6号車にあるロビーも撮影。車内清掃の関係で客扱いがまだ開始していなかったので、その前にと思い、窓越しながら撮影してみました。

4号車のグリーン車も、雰囲気だけ撮影しておきました。赤色のロゴに映える、新緑の四葉のマークはいつみても、ある種の羨ましさを感じさせます。

先頭車の幕は、どうやら回しすぎで、この様な形に・・・。これはこれで、珍しいお姿を見ることが出来ました。
客扱いが開始したので、そろそろ車内に入ることにします。今回も発車前に色々と撮影するため、指定席を取っておきました。
車内に入り、自分の席へと入ります。車内放送では指定席は満席、とのこともあり、ほぼ座席がいっぱいに埋まるぐらいの乗車率。首都圏から比較的短距離の夜行列車ともあり、惜別の意味合いも込めて、多くの乗客が乗車しているようです。
列車の接続の関係もあり、3.4分ほど遅れて上野駅を発車。この489系に定期列車として乗車できるのも後わずかなのだろうな、と感じながらゆっくりと去りゆく首都圏の明かりを眺めて、列車は夜の東北本線を走ります。大宮までのスジは寝ているので、やや飛ばし目の速度で走り、30分ほどで大宮駅に到着です。

日付がこの辺りで変わるので、大宮以降の記事は翌日に回します。