北鎌倉、2時間40分

北鎌倉には東京近郊区間ながら線路を跨ぐ跨線橋がないため珍しく構内踏切があります。その為乗った列車が通過するのを待って、漸く対向側のホームへと移動することが出来る訳です。しかもその踏切がホームの鎌倉寄りにある為、延々と15両分のホームを大船に向かって歩かないといけないわけです。(まあそれはそれで撮影時に人の通行の邪魔にならならないなどのメリットがあることにはあるのですが)で、ようやくたどり着いたホーム大船方ですが、既に数名の人が場所取りをしていました。まだ自分も含め通過まで2時間半以上時間があるのに、なんとも気が長いものだなぁ、と思いつつ本番のレトロ横濱までの集約臨の何本かを撮りつつ時間を潰します。


まずは9時半過ぎに通過の「ニューなのはな」。よくよく思いなおしてみると先月中央線で撮影したばっかりなのですがまたここでもお目にかかれました。まだ人も少なかったのでケツ打ちもばっちりです。ダイヤ情報にあまり詳しく述べられてはいなかったのですが、どうやら北鎌倉駅で客扱いがあった様子で、しばし停車の上、おもむろに発車して行きました。
この後は暫くE217、E231以外の列車の来ない時間帯が続きます。この駅、短い編成の撮影にはもってこいなのですが、大船方は近くで線路がカーブしているために12,3連ぐらいの編成になるとどうしても後ろがカーブの陰に隠れてしまうのであまりこういった編成の撮影には適していません。で、10時10分過ぎ、おそらく新子安での撮影班と思われるグループが大量に押し寄せてきて、いよいよだな、という気分にさせられます。とは言えまだ1時間以上は時間があるのですが。当編成、横浜駅でおそらく車両展示も兼ねつつ30分ほど停車、しかも大船でも25分ほど停車するので新子安で撮影しても結構時間に余裕が出来ます。

いよいよ本格的な激パの中で、10時40分ごろ485系改造JT「やまなみ」の団臨撮影。場所は早めに来ただけあって人に被られる心配も無いのですが、あまりの混雑の為ケツ打ちはもはや不可能になってしまいました。

そして11時過ぎに485系のK60編成勝田車を使用した急行「ぶらり鎌倉号」が通過です。今年4月にとうとう東京近郊区間の仲間入りを果たしたいわきから遥々5時間近くかけてやってきた、今となっては珍しいかなりの長距離急行です。

そして、漸くやってきました、レトロ横濱1号。フレームの構図も上手く入ったので、先程の写真と合わせても来た甲斐あったなあ、と言えるぐらいの出来です。実は時間的に大船方面行の普通列車との被りが心配されていたのですが、接近放送の音を聞くことも無く無事に撮影でき、この面でもホッとしました。