06,塩尻→高尾(14:42→18:08)

↑高尾
クハ115-365(WC)
モハ115-340
モハ114-366
モハ115-359
モハ114-385
クハ115-436(WC)
↓松本
さて、塩尻で暫く休憩した後はここから一気に高尾まで移動します。直通列車とはいえ、やはり普通列車ということもあり、170km程度の区間を3時間半ほどかけて行くので、表定速度は47,8km/h程度と、さほど速いわけではありませんね。
長距離の普通列車の場合はやはり長距離移動客の姿が散見される場合が多く、この列車の場合も例外ではないのですが、この日は比較的すいていたように思います。塩尻で乗車した時には先頭車には所々ボックスに空きが見られる程度の混雑率でしたが、車内にはやはり所々荷物を大きく広げてのんびりと寛いでいる長距離利用者の姿も多く見られました。
さて、塩尻を出て岡谷までは先程も述べた中央本線のショートカット路線。割合最近建設されただけあって、比較的線形も良く、この区間では比較的飛ばして走ります。岡谷からは暫くの間中央東線では唯一となる単線区間に入ります。この近辺では右手側に短い間ですが諏訪湖を臨むことが出来るので、空いていてのんびりとしている車内で景色を楽しんでいました。
そして上諏訪〜茅野間の普門寺信号場からは再び複線区間に。そして茅野駅に到着です。この辺りからそこそこの人数が乗車してきて、ボックスが殆ど埋まるぐらいの混雑になりました。

茅野駅では後続のスーパーあずさを退避する関係で、10分程停車します。写真はその時に対向ホームまでてくてく歩いて撮影した一枚。都心部に暮らしている多くの人々の感覚からすれば、途中駅での10分停車などはかなりの時間のロスであるかのような気になりますが、実際には日本の各地でこうした普通列車の長時間停車、という光景は今でも当たり前のようにあり、実際にそういう場面に遭遇すると、そうした都会とは違った時間の流れを感じることが出来て、少し嬉しい気分になります。
10分程停車して、少し遅れてきたスーパーあずさを無事に退避し終えて、いよいよ発車です。ここから富士見まではずっと乗客が多かったのですが、時刻表などで調べてみると、いわゆる「諏訪地域」の端部は富士見までのようで、この辺り一帯ではそこそこ短距離での利用者が多いようで、このような直通列車の他にも、区間運転の列車が比較的多く設定されています。
さて、富士見の次の駅は信濃境。いかにも県境らしい駅名ですが、それもそのはず、この駅と隣の小淵沢駅との間で長野県から山梨県へと変わります。この後は暫く乗客の変動もあまりないまま進みますが、甲府近くなってきた韮崎から、甲府を少し過ぎた石和温泉までの間も、甲府市内を中心とする人の流れが多かった気がします。
その後は山梨市であずさを退避した後、塩山へと到着。この辺りからは東京市街からの日帰りのハイキング客の姿が少しずつ目立つようになります。さらに大月では富士急からの乗換客が多く、車内は後方では少しばかりの立ち客も見られる位の混雑となっていました。

大月駅では土休日運転のはまかいじの退避用のスジが空けてあるので、6分ほどの停車でした。少し小走りで後方に写っている跨線橋を渡り、ここまでやってきて撮影しました。
大月を過ぎると、東京都心部まで直通の快速列車などがラッシュ時などに運行されていることもあってか、これから東京方面へと向かう一般客の乗車も少しずつ見えてきました。四方津で再びあずさを退避した後はひたすら高尾に向けてゆるい勾配を下っていきます。相模湖を過ぎ、10分ほどして一気に線路を挟むように聳えていた山が遠のいたな、と思った頃に、終点の高尾に到着です。3時間半というかなりの長時間乗車でしたが、乗換がなかった分、長野県から東京都まで楽に移動できたかな、という感じでした。