24,美瑛→富良野(15:08→15:57)

富良野
オクハテ510-2(自由)
ナハ29003(自由)
オハテフ510−51(指定)
DE15-1534
↓美瑛

さて、先ほどの北西の丘展望台をすぐに自転車で出発。駅までは2〜3kmあったような気もするのですが、下り坂が多かったおかげで10分ほどで美瑛駅に到着。これで次の富良野・美瑛ノロッコには間に合いそうです。

で、折角なので入線する様子を撮影。自転車をこいで結構疲れていたので、駅前で買ったソフトクリームを片手に持ちながらの撮影となりました。客車は3両ある中で2両が自由席ということで、多くの観光客が自由席車に並んでいるようです。

ノロッコ号の機関車方のヘッドマークを撮影。背景にスズランの花が象られているようです。「ノロッコ」のフォントは釧路湿原ノロッコ系列と同じものの様ですね。

車両側面のロゴを撮影。背景にはラベンダーの広がる丘がモチーフになっています。
さて、列車の入線は発車の5分前ということもあり、そろそろ自分の乗車する指定席車へ。ぐるりは道内では指定券が無制限に発行できるので、こういう時にも助かります。
そして、発車時刻が近付いてきたので急ぎ車内へ。車内は自由席が2.3割、指定席は8割ほどの乗車率でした。
美瑛駅を出発して暫くは、この町周辺の丘を眺めるべく、ノロッコの名前らしく20〜30km/hの速度でのんびりと走っていきます。

美瑛とその隣の駅の美馬牛駅との間で見かけた光景。のびやかに広がる丘のある風景の中で紅一点、とばかりに目立つ赤い屋根の家が印象的です。嘗ては地方都市に過ぎなかった美瑛の町が一躍有名になるきっかけとなった車窓風景の1つなんだとか。

少し進んだ位置からもう一枚。小さな家の周りに立つ木々も風景の中で、いいアクセントを醸し出してくれています。手前の道路は先程レンタサイクルの自転車で通った道だったりします。
この後は美馬牛駅まではゆっくりとした速度で運転。この間に、車内では指定席車の乗客に乗車証明書などが配布されていました。地元の人が利用する為の普通列車という役割も兼ねているためか、自由席車の乗客への配布は無かったようです。

美馬牛駅を過ぎると線路周辺の風景には丘は少なくなり、平野の中を走るような格好になります。またそこそこの速さとなり、70〜80km/h、と客車列車としてはかなりの速度での運転となりました。

平野は次第に広がって行きます。一面に広がる畑の向こうには、大雪山系の山々が連なっている姿を眺めることが出来ます。
その後は列車は初夏の頃のラベンダー畑が有名な、ラベンダー畑駅や西中駅などに停車しつつ、富良野駅を目指します。この時期は残念ながらラベンダーのシーズンではなかったのですが、それでも観光客と思しき雰囲気の人たちが何人か下車して行きました。
さて、その後も列車は平坦な富良野平野をとことこと走っていきます。

そして、空知川を渡るといよいよ列車は富良野駅へと到着。50分ほどの列車でしたが、キハ150とはまた違った、のんびりとした移動となりました。

下車する際に列車の座席を撮影。まずは2号車のナハ29003から。座席は木で出来たものに改良されていますが、配置は典型的なボックスシートのものです。

1号車、3号車の座席はこちら。昨日乗車した釧路湿原ノロッコと内装は同じもののようです。

先程のベンチシートの反対側はこのようになっていました。木製のボックス席で、片側3人掛けになっています。
一通り撮影した後は構内で次の列車までの時間を過ごすことにします。