03,新大阪〜東京(11:53〜14:30)

↑東京
522-1            518-1(グリーン)
527-2            527-401
526-3            526-2
525-2            525-1
528-701           528-1
527-701           527-1(自由)
516-1(グリーン)       526-1(自由)
515-1(グリーン)       521-1(自由)
↓博多

さて、新大阪からは、この日2本目の、「500系のぞみ」に乗車して東京に向かいます。この時点では定期運用は1日1本のみなのですが、年末年始のこの時期は臨時便が何本も増発されており、一部は500系での運用となっています。定期運用よりも若干スジは寝ているのですが、それでも東海道新幹線区間では270km/hが最高速度なので、まあいいか、ということで、今回はこちらの500系のぞみに乗車することにしました。

ホームの売店で駅弁を購入し、新幹線ホームで500系の入線を待ちます。やがて、ゆっくりとした速度で、500系がホームへとやってきました。世間的にも有名な車両の引退、ともあり多くのメディアで話題になっているせいか、一般客の中にもカメラを構えている人たちが多く見られたのが印象的でした。

500系バックに記念撮影している人も、ホームのあちこちで見かけました。

500系の電光掲示板に「のぞみ 東京」の幕が入るのも後わずか。停車時間も短かったので、これだけ撮影して車内に入ることにしました。
さて、この時期頃から定期列車の500系は少しずつ惜別乗車をする方々が増えてきていたのですが、こちらの列車は臨時列車ともあり、そこまでの混雑はなく、比較的すいていました。新大阪からの乗車でしたが、D.E席の7.8割が埋まり、A〜C席には空席が多くみられるような雰囲気です。

ということで、空いていた3列座席を撮影。京都、名古屋などでそこそこ乗客の変動はあったものの、基本的には概ねこれぐらいの乗車率のままでした。

この日は13号車に乗車していました。500系自体は今後しばらくも山陽新幹線のこだまとして活躍する様ですが、16両編成での運用はまず見られなくなるようなので、座席テーブルの案内も何かの記念にと撮影しておきました。

洗面台も10年前に製造されたとは思えない中々先鋭的なデザイン。シンプルながら照明の配置など、機能美があちこちに感じられます。

携帯電話の普及の影響もあって、今や利用する人も少なくなった公衆電話。電話機の横には、500系のデビュー当時から変わらないオリジナルのテレフォンカードも販売されています。
一通り車内を散策した後は、引退の迫る500系の走りを楽しみます。車体全体がやや円形をしている為、若干他の車両に比べて窮屈感はありますが、それでもそうした機能面の理由だけでこうした車輛が引退に追いやられてしまうのはつくづく残念だな、と実感。
13:30頃と14:20頃には下りの500系新幹線とすれ違います。定期運転だけでは、今やこうした運転形態も見ることが出来ず、最後の冬臨ならではの光景だな、としみじみ。

そして、列車は定刻通りに終点の東京駅に到着。下車時にデッキとの出入り口上の案内表示も撮影しておきました。
その後は一旦ホームに降りて、500系の姿をしばし撮影してみることに。

冬の午後の柔らかな日差しが降り注ぐ、東京駅のホームに、500系が静かに発車を待っています。

ホームの新大阪方を目指して歩いて行く途中で、9号車のグリーン車に到着。クローバー型のグリーン車マークが印象的です。

ホーム先頭にて、500系の流線形のフォルムを斜めアングルで撮影。こうして広角側で撮影すると、500系の先頭車の流線形の部分が如何に長いかが良くわかりますね。
ホームの端は多くの撮影者たちでごった返していたので、再び車内に戻ってみることに。定期のぞみでの運用の場合はすぐに折り返してしまうのですが、この日の運用ではまだ発車時刻まで30分近くあったので、車内も空いていました。

乗車中は撮影しなかった、普通車の2列シート部分も撮影します。今回の乗車時は、こちらのE席を利用して東京までやってきました。窓から外に見える東北新幹線E4系の姿も印象的ですね。

そして、やはり普通車とは圧倒的に違う重厚感のあるグリーン車の座席も撮影。一度のぞみとしての営業運転中に乗車したかったのですが、結局それも叶わぬ夢のまま終わってしまいました。JR東海の車両と違い、JR西日本の新幹線車両は、シンプルで明るいビジネスユースよりも、ゆったりと寛いだ旅での利用を意識した造りとなっているように感じます。

この後はバイト先へと移動することにして、引退の迫る500系の姿を目に焼き付けつつ、新幹線ホームを後にしました。

以下、仕事終了後、再び奈良へと向けて出発する際の記事とします。