14,松阪〜家城(11:12〜11:49)

キハ11-2(WCなし)

さて、松阪からは名松線に乗車すべく、再び乗り換え。なのですが、残念なことに、この時には大雨のために線路や橋脚が流失し、途中の家城〜伊勢奥津間はバス代行という形に。一応それで鉄道に乗車したことにしよう、ということで今回は終点までを往復することにしました。

近鉄とJRが駅舎を共有している松坂駅。とは言えJR側は、いかにも国鉄時代らしい雰囲気を濃厚に残した建物です。

ホームで列車を待っていると、亀山行の普通列車が到着。キハ11の単行での運転でした。名古屋方面直通の列車はそこそこの需要があるのに比して、紀勢本線自体の普通列車の利用は、思った以上に少ないようです。

そして、名松線内で運用に就いていた普通列車も、静かに松坂駅へと入線してきました。

ふと振り返ると、ホームには3両のキハ11が停車中。いずれも鋼鉄製の0番台、ともあり、中々良い雰囲気です。

少し話題を変えて、ホームの跨線橋兼、近鉄との連絡通路を歩いてみるとこんな表示が。1日に1本だけしかない、伊勢方面から、大阪、京都への分割編成の特急列車が、ちょうどやって来るところでした。こうした特急列車が毎時1本は確保されている様子を見ると、伊勢地域から関西への交通はやはり近鉄電車の独壇場のように思えますね。
そして、客扱いが始まったようなので家城行のキハ11に乗車。車内はボックス席に1人程度の乗車率で、大半が地元の方の利用のようでした。途中駅で少しずつ乗客を減らしながら、ゆっくりとしたペースで静かに名松線の線路を走ります。ここでも例のごとく寝不足気味で、少しばかり転寝をしているうちに、終点の家城駅に到着しました。