05,南小谷〜糸魚川(09:24〜10:20)

04,に同じ

さて、南小谷からは、乗車していた列車で再び糸魚川を目指します。先程は国鉄色キハ52-115に乗車していたので、今度は首都圏色のキハ52-156に乗車することにします。

南小谷から松本方面を目指すE127系と、キハ52系が並びます。製造年代は随分と違う両車ですが、こうして雪景色のホームでは意外とどちらも馴染んで見えますね。

キハ52単体でのスナップも、忘れずに押さえておきました。ホームの向こう側にも、カメラを向けている方の姿が写っていますね。

今度はキハ52-156からの並びのスナップも。ホームで他にも撮影している人が入り込みましたが、車両には被らなかったので、これも風景の1つということで。

車内の水銀式の温度計も撮影。寒冷地の車両らしく、停車時にも20℃以上に保たれています。

車両の連結器部分より、キハ52-115の運転台を撮影。国鉄らしい雰囲気を重厚に感じさせるスタイルが印象的です。中央にあるATSの装置は、後付けされたものでしょうか。
さて、発車時刻が近付いてきたので、そろそろ車内に入ることにします。先程の列車から松本方面へと乗り継ぐ乗客が多い半面、今度の列車は意外と乗客も少なく、ボックスに1人弱ののんびりとした雰囲気です。

先程の区間も、気がつけば雲1つない青空に。全般的に雪国では、晴れの日でも早朝、太陽が地面を暖め始めるまでは曇っていることが多いような気がします。

姫川の作り出す険しい渓谷の中を、列車はゆっくりと走ります。

四季を通じて景色の綺麗そうなこの区間も、雪が積もった時には雪が全ての音や色を吸収し、最も自然の厳粛さを感じさせられます。

先程も乗車した区間の景色をのんびりと楽しみながら、気がつけば列車は糸魚川の市街地に近づいてきました。夏には水田となるであろう線路際も、今は一面の雪におおわれています。
姫川の流れに沿って大糸線を下ること1時間ほど。列車は終点の糸魚川駅に到着しました。