02,苫小牧〜追分(10:28〜11:04)

キハ40-1772(WC)

そして、苫小牧からは夕張線に乗車すべく、10分の乗換えでキハ40の普通列車に乗り換えます。

雪で凍りついたホームには、1両の気動車が静かに発車を待っていました。

車体の至る所に溶けた雪が再び凍りついたのか、つららが出来ていました。こういう光景も、厳寒の冬の北海道ならではですね。

そして、北海道のキハ40では定番の青モケットの座席も撮影。JR東海の車両でも出会えるカラーリングですが、二重窓があるのはこの地域ならではですね。
車内にはボックスに1人程度の乗客があり、こうした地域ローカル輸送の列車としては大体適切な乗車率ぐらいです。列車は電化区間を沼ノ端まで走り、その後は千歳線の線路が分岐してゆきます。土地が広大なだけあり、分岐部分の構造のスケールも首都圏の鉄道に比べても随分大きいな、としみじみ。嘗ての石炭輸送時代の名残か、非電化複線の線路を、そこそこの速度で飛ばしながら、列車は追分に向けて走ります。
乗客はおおむね減少傾向で、早来などで下車が多く、追分に到着した時には、乗客は4名になっていました。

下車時に後方の運転台を撮影。デジタル式のメーターが増える中で、すべてがアナログのこうした国鉄型車両というのは、どこか懐かしい雰囲気がありますね。