標茶駅にて

さて、標茶駅では1時間少々の間にSLの機回しを含めた折り返し作業が行われます。その様子をひと段落するまで眺めていようとしたら、気がつけば折り返し時間ほぼ全てを撮影に使ってしまいました。

SLの到着とほぼ同時に、網走からの快速「しれとこ」が到着。この駅では随分乗降客が多かったような印象を受けました。

発車まで暫く時間があったので、向かいのホームまで移動して、煙を吐くSLと並べて撮影してみました。

でもって、快速列車の発車後は、ホームに停車中のC11を撮影。雪のためややピントが甘くなってしまいましたが、厳冬期のSLの雰囲気を記録することが出来ました。

で、このまま機回しまで暫く動きがないようだったので、ホームをしばし散策。嘗てこの地から道東の町、標津までを結んでいた標津線の起点駅だったことを示す標識が、静かに佇んでいました。

でもって、この後列車は一旦釧路方に引き上げて、釧路方面行きのホームへと入線してきます。網走方に引き上げるものと思っていたばかりに、少々予想外でした。

粉雪が舞う中を、列車はゆっくりと入れ替え作業を行います。こうしたSLの入替作業をじっくりと眺められるのも、終着駅ならではですね。

編成の最後尾についている、ヨもついでに撮影。本来は車掌用車だったこの形式ですが、車内サービスの一環として、一般客も入れるようになっていました。

そして、復路のSLの出発位置に列車は停車。北国の冬の情景らしい雰囲気です。

その後はホームの端まで再度移動して、SLの石炭積載の様子を撮影。この作業は流石に時間が掛かりそうなので、作業が開始されるまでの光景を眺めた後は、一旦改札を出てみることにしました。

駅舎を出て、駅前ロータリーより、雪の中に佇む駅舎を撮影。いかにも寒々しい光景ですね。
この後駅舎に入り、駅スタンプを押したりしていたのですが、スタンプ台上にはなぜか500系の写真が刷られていたのが、ものすごく不思議でした。

再び駅ホームに戻り撮影。雪の中で静かにSLが煙を吐いています。転車台がないため、復路は逆向きでの運転です。絵の雰囲気的にも、出来ればSLにはこちら側を向いて欲しかったところなのですが・・・。

そして、暫くすると給水を終えたSLは一旦引き上げ線へと入り、今度は駅の釧路方の本線まで移動します。だんだん雪が強くなってきて、写真もぼんやりとしたものになってしまいました。

そして、SLはゆっくりと煙を吐きながら、客車との連結位置まで移動してきます。

ゆっくりと歩を進めながら、SLは客車と連結します。雪が激しく舞う中での作業は、いかにも大変そう・・・。
さて、連結が終了した時点で客扱いが始まります。1時間ほどの折り返し時間でしたが、結局殆どの時間を駅構内で過ごすことになってしまいました。