15,釧路湿原〜北浜(16:06〜18:33)

キハ54-516(WC)


ホームで列車の到着を待っていると、やがて遠方より汽笛の音がし、少しずつジョイント音が近づいてきて、単行のキハ54がカーブの向こうから姿を現してきました。

ゆっくりと減速しながら、列車はホームに近づいてきます。こうした雪景色の中で見ると、単行といえども、黙々と走る列車の姿に、どこか頼もしさを感じますね。
そして列車に乗車。案の定そこそこの混雑があり、暫くはデッキの外で前面展望を眺めながら過ごすことにします。車内は地元の人たちなどの乗車が多い印象を受けました。
途中一度線路内にシカが入ってきたため一時急ブレーキをかけて停車したりしましたが、その後は順調に、釧網本線の線路を走ります。
標茶駅で半数ぐらいの人が下車し、ようやく暖房の効いた車内に。その後摩周でも多くの下車があり、ようやく空席が目立つようになって来ました。道路事情の関係もあるのか、やはり冬場は鉄道の利用客が多い印象を受けますね。
その後はゆっくりと峠を越えて、斜里の市街地へと抜けていきます。清里町や知床斜里の駅からは若干名の高校生が乗車してきて、通学列車らしい雰囲気に。
そしてさらに走ること30分あまり、北浜駅に列車は到着しました。