夜の北浜駅にて

さて、北浜駅では、乗ってきた列車に恐らく観光客らしき人が1名ほど乗車してきましたが、下車したのは私だけ。

思ったほどの積雪はなかったのですが、それでもホームにはがっちりと固まった雪があちこちに積もっていました。煌煌と明かりを灯す木造駅舎を背景にしての撮影。

駅前のロータリーより、静かに佇む駅舎を撮影。冬の寒さが、また独特の空気感を感じさせてくれますね。

そして、若干滑りそうになりながら、定番の展望台より、網走の市街地を眺めながらの1枚。線路のすぐそばを国道が走っているので、秘境という雰囲気はありませんが、それでもこの雪景色は中々感動的ですね。

やがて、網走からの普通列車が、光芒となって、静かに北浜駅に到着。車内は学校帰りの高校生で賑わっていました。

ホームに降りて、再びオホーツク海を望んでの撮影。遠くに伸びる夜景がきれいです。

そして、先ほどとは別のアングルで、駅舎併設のレストランも撮影。この独特の空気が中々良いですね。
でもって、先日と同じく、駅のレストランで食事を…、と思いましたが、あいにく営業終了になってしまい、そのまま夕食も食べることができないまま一人駅に取り残されてしまいました。仕方がないので、駅舎に戻って暖を取ったりしながら、次に乗車する列車までの時間を過ごすことに。

先ほどの展望台より、再び網走の市街地を撮影。少し露光時間を長めにとって、明るい雰囲気にしてみました。

暗がりの中、まっすぐ伸びる道路の雰囲気が中々印象的ですね。

最後に、駅前の防風壁を撮影して、ホームへと降りることにしました。雪が深く普通の靴では埋もれてしまいそうなので海岸線へは近づくことはできませんでしたが、それでも昼間には何人かが線路の反対側まで歩いて行ったようですね。

15,釧路湿原〜北浜(16:06〜18:33)

キハ54-516(WC)


ホームで列車の到着を待っていると、やがて遠方より汽笛の音がし、少しずつジョイント音が近づいてきて、単行のキハ54がカーブの向こうから姿を現してきました。

ゆっくりと減速しながら、列車はホームに近づいてきます。こうした雪景色の中で見ると、単行といえども、黙々と走る列車の姿に、どこか頼もしさを感じますね。
そして列車に乗車。案の定そこそこの混雑があり、暫くはデッキの外で前面展望を眺めながら過ごすことにします。車内は地元の人たちなどの乗車が多い印象を受けました。
途中一度線路内にシカが入ってきたため一時急ブレーキをかけて停車したりしましたが、その後は順調に、釧網本線の線路を走ります。
標茶駅で半数ぐらいの人が下車し、ようやく暖房の効いた車内に。その後摩周でも多くの下車があり、ようやく空席が目立つようになって来ました。道路事情の関係もあるのか、やはり冬場は鉄道の利用客が多い印象を受けますね。
その後はゆっくりと峠を越えて、斜里の市街地へと抜けていきます。清里町や知床斜里の駅からは若干名の高校生が乗車してきて、通学列車らしい雰囲気に。
そしてさらに走ること30分あまり、北浜駅に列車は到着しました。

細岡展望台へ

さて、釧路湿原駅で下車したあとは、独り静かに、雪の中の細岡展望台を訪れてみることに。駅には外国人旅行客の方が2名ほど、列車を待っていました。わざわざこの寒い時期に、ご苦労さま、という感じですね・・・。

客車が走り去った後のホームで、静かに伸びる線路を撮影。冬場はホームが撤去されて足組みだけが残っているようですね。

折角なので、駅の看板も撮影。この寒々とした雰囲気の中、木彫りで出来た独特の雰囲気は中々素敵ですね。

夏場に見かけた、この看板も健在。ノロッコ号はこの時期にはやって来ませんが・・・。

駅に重い荷物は全部置いて、身軽になって出発。ログハウス調の駅舎が中々良い雰囲気を出してくれていますね。

人気のまったく感じられない雪原をゆっくりと歩き、細岡展望台を目指します。夏場は一面が笹に覆われていたこの場所ですが、冬は一面の雪景色となっていました。

そして、途中にある釧路湿原ビジターセンターの前を通りかかります。帰り道に確認しましたが、この時期にも関わらず、ちゃんと営業していたのは驚きでした。

雪の中に埋もれそうになった看板が、静かに道案内をしていました。

そして、いよいよ眼下に釧路湿原が見えてきました。晴れることの多い釧路地方ですが、この日はあいにくの雪の舞う天気で、視界がやや不明瞭なのが残念です。

すっかり葉を落としてしまった木々の隙間より、釧路川の蛇行する姿を1枚。一面が雪に閉ざされた湿原の景色に、とうとうやってきてしまったな、という感慨に浸ります。

少し広角側にレンズを引いて、釧路川の流れを撮影。本州には見られない、雄大な景色に、誰もいない展望台で、しばし見入ってしまいました。

細岡展望台の看板も撮影。訪れる人も僅かのこの季節にも、じっと訪問者を迎えるべく、静かに立っていました。

近くに生える木々と絡めて、湿原を再度撮影。

展望台の全景はこんな雰囲気です。比較的雪が少ないこともあって、徒歩でも歩いていける程度には除雪が行われていました。
冬の湿原の雰囲気を、独りで満喫したあとは、そろそろ寒くなってきたので、駅方向に向けて歩いてみることにします。

ここから遠矢駅方面へと抜ける道路は、流石に通行量が少ないこともあってか、除雪はされていませんでした。静かに積もった雪が、この先にも道があることを示してくれています。

はっきりとは見えづらいですが、ここから国道391号線までは、付近に家があることもあって、きちんと除雪されています。それでも一面が雪で固まっていて、さながらスノートレッキングをしているような気分です。

そこから暫く細岡駅方面へと道なりに歩き、踏み切りに到達。雪に埋もれそうになりながらもまっすぐ伸びる線路の様子を撮影してみました。

ここから駅まで伸びる道は、車は通らないようで、本当に人一人分だけの幅でした。静かな森の中を、ゆっくりと駅を目指して歩きます。

そして、道からは時折線路と、広がる葉を落とした木々の姿を見ることが出来ました。単調な光景ですが、まっすぐ伸びる線路がどこか物悲しい雰囲気を出してくれています。

そして、1時間ほどの散策の後に、再び駅へと戻ってくることが出来ました。途中から雪が降り始めたので傘を差していたのですが、こちらにもすっかり雪が積もってしまっていますね。

出発前に、おいてきた荷物を纏めたりして、残り僅かの滞在時間を楽しみます。駅舎はログハウス調で、しっかりと建てられているので風雪はしのげるのですが、流石に暖房まではついておらず、じっとしているとやはり少し寒さを感じます。

駅の時刻表も折角なので撮影してみました。今回訪れる際に調べていて初めて分かったのですが、この駅は冬場も普通列車たちが停車するようですね。とはいえ流石に夜間は列車は停まらないようで、これから乗車する16:06の網走行きが、この駅に停車する最後の列車のようです。

駅前に佇んでいた1本の木が、なんとなく良い雰囲気だったので撮影してみました。
そして、僅かばかりの滞在時間も、もうすぐ終了。多分もうこんな時期にこうしてこの駅を訪れることもないのだろうな・・・、と思いながらやってくる列車を待つために、ホームへと上がることにしました。

14,標茶〜釧路湿原(13:52〜14:48)

13.に同じ

さて、駅での入替作業を一通り見守った後は、再び折り返しのSL冬の湿原号で釧路方面を目指します。

比較的空いている車内へと戻り、一部の車両で車内の暖房装置となっているストーブを撮影。現在では空調機を利用した暖房が一般的ですが、嘗ての寒冷地では、こうしたストーブを用いた暖房装置が一般的だったようですね。

空調を運転させている車両では、暖房装置が稼動していました。ガラスに反射するランプの光が印象的な、冷暖房配電管の明かりも撮影。

折り返し列車では、折角なので、編成の先頭となるヨに乗車してみました。今回はSLが逆向きで牽引してくれるので、貫通路を除くと、SLの顔を大きく見ることが出来ます。ナンバーのプレートと、ヘッドマークが印象的ですね。

他の車両と比べればやや寒いのですが、ストーブによる暖房もあり、車内全景はこんな雰囲気です。添乗員の方が案内役として1名ほど配置されていました。

折角なので、車内に設置されてあった国鉄スタイルの温度計も撮影。15.6度と、暖房にしてはやや寒いですが、それでも氷点下を優に下回るであろう外気に比べれば、随分暖かいはずです。

どんよりと曇った空の下、防雪林を車窓に眺めながら、列車はゆっくりと釧路駅を目指して進んでいきます。

茅沼駅では、再びタンチョウが舞う美しい姿を目にすることが出来ました。背景にはカメラを構えて撮影する人の姿も。

そして、秋口にも訪れたことのある塘路駅では、交換待ちのため少々停車時間があるので、逆向きのSLを先頭にして編成を撮影。モノクロームの空気が、どこか国鉄時代らしさを感じさせてくれます。出来ればSLが正面向きであれば良いのですが・・・。

SLとヨとの連結部分を、近くでじっくりと撮影。年季の入った車両たちが、冬の寒さにもめげず、じっと運用に耐えています。

塘路駅のホームより、広がる釧路湿原の雰囲気を撮影。一面が雪に埋もれ、静かな雰囲気を出してくれています。

そして、蛇行する釧路川を横目に見ながら、列車はゆっくりと走ります。木々も葉を落としてしまい、静かな光景ですね。

下車前に、自分が乗車していた座席のナンバー表示を撮影して、ホームへと降りることにしました。
そして列車は14:48、定刻どおりに釧路湿原駅に到着。多くの人が訪れる夏場とは違って、ホームは1両分しか設置されていませんでした。

今回は当然ながら下車客は私一人のみ。短いホームから、去り行くSL編成を静かに見守ります。

雪がしんしんと降る中、焦げ茶色の50系客車は、ゆっくりと去っていきました。

標茶駅にて

さて、標茶駅では1時間少々の間にSLの機回しを含めた折り返し作業が行われます。その様子をひと段落するまで眺めていようとしたら、気がつけば折り返し時間ほぼ全てを撮影に使ってしまいました。

SLの到着とほぼ同時に、網走からの快速「しれとこ」が到着。この駅では随分乗降客が多かったような印象を受けました。

発車まで暫く時間があったので、向かいのホームまで移動して、煙を吐くSLと並べて撮影してみました。

でもって、快速列車の発車後は、ホームに停車中のC11を撮影。雪のためややピントが甘くなってしまいましたが、厳冬期のSLの雰囲気を記録することが出来ました。

で、このまま機回しまで暫く動きがないようだったので、ホームをしばし散策。嘗てこの地から道東の町、標津までを結んでいた標津線の起点駅だったことを示す標識が、静かに佇んでいました。

でもって、この後列車は一旦釧路方に引き上げて、釧路方面行きのホームへと入線してきます。網走方に引き上げるものと思っていたばかりに、少々予想外でした。

粉雪が舞う中を、列車はゆっくりと入れ替え作業を行います。こうしたSLの入替作業をじっくりと眺められるのも、終着駅ならではですね。

編成の最後尾についている、ヨもついでに撮影。本来は車掌用車だったこの形式ですが、車内サービスの一環として、一般客も入れるようになっていました。

そして、復路のSLの出発位置に列車は停車。北国の冬の情景らしい雰囲気です。

その後はホームの端まで再度移動して、SLの石炭積載の様子を撮影。この作業は流石に時間が掛かりそうなので、作業が開始されるまでの光景を眺めた後は、一旦改札を出てみることにしました。

駅舎を出て、駅前ロータリーより、雪の中に佇む駅舎を撮影。いかにも寒々しい光景ですね。
この後駅舎に入り、駅スタンプを押したりしていたのですが、スタンプ台上にはなぜか500系の写真が刷られていたのが、ものすごく不思議でした。

再び駅ホームに戻り撮影。雪の中で静かにSLが煙を吐いています。転車台がないため、復路は逆向きでの運転です。絵の雰囲気的にも、出来ればSLにはこちら側を向いて欲しかったところなのですが・・・。

そして、暫くすると給水を終えたSLは一旦引き上げ線へと入り、今度は駅の釧路方の本線まで移動します。だんだん雪が強くなってきて、写真もぼんやりとしたものになってしまいました。

そして、SLはゆっくりと煙を吐きながら、客車との連結位置まで移動してきます。

ゆっくりと歩を進めながら、SLは客車と連結します。雪が激しく舞う中での作業は、いかにも大変そう・・・。
さて、連結が終了した時点で客扱いが始まります。1時間ほどの折り返し時間でしたが、結局殆どの時間を駅構内で過ごすことになってしまいました。

13,釧路〜標茶(11:09〜12:24)

標茶
C11-207
スハフ14-205
スハシ44-1
オハ14-526
オハ14-519
スハフ14-507
ヨ4647
↓釧路

そして、釧路到着後は、15分ほどの乗換時間で、この時期の道東の風物詩、SL冬の湿原号に乗車です。

まずは最後尾のヨについていたヘッドマークを撮影。2000年のSL運転開始から、今年で早くも10年が経過したようです。
最近では全国各地で復活したSLを見ることが出来ますが、こうした動きも丁度この時期から盛んになったようですね。

ホームに停車中の編成はこんな雰囲気です。JR北海道の茶色塗りの14系客車が、国鉄時代の空気を濃厚に残す釧路駅のホームに佇んでいました。

おそらく毎年デザインを変えて作られていると思われる、客車のサボも撮影。SLと同様に人気のあるタンチョウの絵が大きくデザインされています。
先程のスーパーおおぞらが若干遅れていたこともあり、そろそろ発車時刻が近づいてきたので、SLの先頭部分の撮影は見送り、乗車することにしました。
車内は団体旅行で乗車している人が多く、座席の7〜8割が埋まるぐらいの乗車率。実際この手の観光列車は、各地からの個人旅行客の誘致もある一方で、年配の団体旅行客がツアーとして乗車するために設定されている面もあるような気がします。
そしてSLが高らかに汽笛を上げて、ガクンという衝撃と共に、釧路駅を発車します。

車内には昔ながらの石炭ストーブも設置されていました。寒さの厳しい地域で、車内を快適に過ごすために作られたストーブ。現在の暖房装置とはまた違った暖かさを感じさせてくれます。

空いていたボックス席を撮影。落ち着いた若草色のモケットがいい雰囲気ですね。

客車によっては封鎖されていることも多い洗面所ですが、ちゃんとお湯も水も出るように整備されていました。あまり改造も行われず、昔ながらの雰囲気のまま残されているところにも好感が持てますね。

車内には売店も設置されていて、その付近には嘗てのヘッドマークとして使用された看板のレプリカが残っていました。

食堂車として活躍していたスハシ44のプレートを撮影。一応トップナンバーのようですね。

天井には白熱電球と、夏場の運転に備えた扇風機が設置されていました。

列車は釧路の市街地を抜け、次第に釧路湿原へと近づいていきます。此方も釧網本線からの車窓の定番の景色とも言える、釧路川の水門です。

普段は晴れることも多いこのエリアですが、この日はどんよりとした曇り空。鉛色の釧路川のそばをゆっくりと走ります。

9月に訪れた際にも見かけた廃屋を撮影。果たして人が住まなくなってから、どれ位の歳月が流れたのでしょうか。

どんよりとした灰色に沈む空、そして雪原の中を静かに流れる釧路川。この本州には見られないスケールの大きさが、いかにも北海道らしいですね。

そして、釧路を出発して40分ほどで、釧路湿原に最も近い駅、塘路駅に到着。初秋に訪れた時とは、また違った空気を感じさせてくれますね。

塘路駅を発車後は、隣の茅沼駅に停車します。現在は無人駅となってしまいましたが、嘗て有人駅だった頃にタンチョウの餌付けが行われ、今でも多くのタンチョウが駅付近に集まる姿を見ることが出来ます。この日も運よく、多くのタンチョウが佇む姿を見ることが出来ました。

ガラス越しの撮影のため、少しぼんやりとした絵になってしまいましたが、雪の上を優雅に歩くその姿が、多くの人を魅了してやまないのもうなずけます。

線路の脇には所々に防雪林が伸びていて、冬の北海道らしい雰囲気を感じさせてくれます。

ここで再び目を車内に向けることにします。天井にはあちこちに、道東の自然を象ったお手製の飾りが設置されていました。こちらは雪を被った木々を表現したものでしょうか。

また別の場所には、フクロウを象ったモチーフもありました。
そして釧路駅を出発して1時間半ほど。列車は終点の標茶駅に到着しました。

12,札幌〜釧路(07:00〜10:51)

↑釧路
キハ283-15(指定)
キハ282-111(指定)
キロ282-7(グリーン)
キハ282-2005(指定)
キハ282-3(指定)
キハ283-21(指定)
キハ282-103(自由)
キハ283-13(自由)
↓札幌

で、この日は始発のスーパーおおぞらで釧路を目指します。この時間帯の始発列車にも関わらず、列車内の指定席は、往復割引きっぷの設定もあってか、窓側席が大方埋まる程度の乗車率でした。列車は通勤ラッシュの賑わいを見せる千歳線を快走して、南千歳で若干の乗客を拾いつつ、昨日も通った石勝線へ。

この日もどんよりとした曇り空で、この付近でようやく薄日が差してきました。なだらかな雪に覆われた雪原に、まっすぐに伸びる防雪林・・・、いかにも北海道らしい光景が広がっていますね。

石勝線の峠区間に入ると、少しずつ太陽が顔を出してくれるようになりました。線路と並走して伸びる高速道路もあるものの、冬期間とあってか殆ど車を見かけませんでした。

山間の平野部を伸びる一般道と高速道路。この静けさとスケールの大きさが不思議な郷愁を誘います。
この後は車番の確認を兼ねつつ、先頭車両へと足を運んでみることにしました。

でもって、先頭車両の貫通部分へ。昨日と同様、山間を縫うように走る凍てついた線路が、前面に広がっていました。

雪に凍てついた針葉樹林の中を、右に左にうねりながら、列車は狩勝峠を越えて、とかち平野を目指します。

途中の小さい信号所では、上りの特急列車と交換。秋口にも通った線区ではありますが、こうしてみると、スノーシェルターが鉄道運行の上で重要な役割を果たしていることが分かります。

針葉樹の枝に雪が張り付き、幻想的な光景の中を列車は走っていきます。
この貫通部には先客さんがいらしたので、ここで再び列車内の自分の席へ。外の凍てついた空間とは別世界の暖かい車内で、過ぎ去る景色をぼんやりと眺めます。

十勝平野を抜けた列車は、防風林に囲まれた線路を抜けながら走ってゆき、その後一度海岸線沿いへと走ります。この日の太平洋側は低気圧が近づき、どんよりとした曇り空。打ち寄せる波もどこか荒々しい感じがします。

夏に見た砂浜海岸にも、うっすらと雪が積もり、北海道の冬の厳しさを感じさせてくれます。
殆ど人家の見えないような原野地帯を走り抜けたあと、白糠付近より少しずつ住宅が増えてきます。やがて新富士駅の貨物ターミナルを眺めた後に、定刻より少し遅れて終点の釧路駅に到着しました。

釧路駅到着後の同編成を撮影。某ホテルの看板が目立ちますが、吹雪の中、長旅を終えてきた列車の姿を撮影することが出来ました。